2013年2月3日日曜日

ニュータウンの青春(95分)

監督:森岡龍
飯田先輩 かたぎやめるってよ

2012年タマフルシネマランキングで、高橋洋二さんが「浦安の桐島」(6位)と絶賛していたこの作品、よーやく名古屋に来たので見に行きました。(ちなみに、高橋洋二さんが提唱する他の桐島は、8位「ふがいない僕は空を見た」=セックスをする桐島、7位「悪の教典」=殺される桐島、5位「SR3=桐島の素、1位「桐島、部活やめるってよ」) 
主人公 カズカズと、中学の同級生 豪一と飯田先輩 のコントラストが最高!富永公園での男同士のイチャイチャ、ずっとみていたかった!
謎のロケットで紙吹雪を噴射して、それを拾い集めるおもちゃで遊ぶ彼ら。理由もなくしょうもないこと集い遊んでいられた頃...それがどれだけ愛おしく貴重な時間だったかと大爆笑しながら切なく感じ取れました。 
特に好きなシーンは、カズカズへの誕生日サプライズ失敗の後、豪一の妹が「私のせいかな?私嫌われたかな?」と部屋まで謝りにくるところ。「ちがうよ。みんな嫌いじゃないよ」と答える豪一のお兄ちゃん的優しさにジーンときました。
あと、富永さんの部屋に不法侵入して、「オレ、この服好きだったんだよなー」「お前、コレか!俺はコレ!」と憧れの女性の服をさわりながら男同士特有の盛り上がりをみせるところも好き。その後「オレ、あの人のなんでもないのな…」とつぶやく飯田先輩も切ない。この愛しいバカ3人には、みんな幸せになってほしいなと心底願ってしまいました。