2012年12月13日木曜日

007 スカイフォール(143分)

監督:サム・メンデス
原題:Skyfall
引き際じゃない、死に場所を決めろ

予告編を見た時から、「これはIMAXで見る!」と決めてた作品。実際にIMAXで見たら、ワールドマーケットの屋根をバイクで走るシーンや、マカオのカジノに船で行くシーンなど「私も、ココ行ってみたいな!」と思えました。旅行嫌いの私でさえそんな気にさせる、枯れ男子・ボンドおそるべし!
 007」自体約20年ぶりでしかもこれが2本目だったので、万能キャラだと思っていたボンドに冒頭から「弾、全然当たらない・・・射撃下手?」と拍子抜けを感じましたが、見進めるとその“劣化”や“老い”こそがこの映画のグッとくる部分と気がつきました。
味方の射撃ミスにより滝壺に堕ち死んだと思われていたボンド。その死を隠れ蓑にどこかの海岸で隠遁生活をしていたが、MI6爆破のニュースを見、自分の血を静かに沸騰させ現場への復帰する。が、復帰テストもなんとかの“合格”だし、現場復帰後に尋問相手を自身のスタミナ不足で死なせるし、クールな活躍は出来ない。
また、ボンドに指令を出すエムも「今の世の中、スパイなんか古い!」とイギリス政府要人に退陣を迫られる。が、エムもまた「まだ自分にはやるべき仕事がある」と現職をひかない。いや、2人とも普通に考えたら「引き際、ココだろ!」っていうポイントが来てるのに、引き際をひかず死をおそれずにそのまま進んでいくのがすごいカッコよかった。カタギには出来ない生き方にアコガレます!
終盤のクラシックな戦いは、シリーズの流れを知らない私にもグッときました。そして、敵役ハビエル・バルデムも、また死に場所を探していたというオチもよかった。単体でも面白いし、過去シリーズも見たくなりました。